ヘッドマッサージの専門用語

 

2023年6月18日(日)

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

代表理事 江口征次

 

私が経営するサロンの頭ほぐし専門店atamaは2010年5月にオープンしました。

(頭ほぐし専門店atamaは(株)ヘッドクリックの登録商標です。登録第5576269号)

 

私が知る限り、2016年頃からヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)専門店が大阪、東京以外にも増え始めました。

 

その後、IT企業や飲食関係、建築会社など他業種からの業界参入もあり2023年の現在においても急増、急拡大中です。

 

今回は、そんなヘッドマッサージ業界の専門用語をいくつかご紹介します。

 

ポンピング法(脳内血流促進法)

脳の血流を高めることにより、脳疲労を改善し自律神経を整えることを目指しています。ヘッドギアを装着した脳波測定により、脳の血流がアップすると認められています。即効性があり、筋膜はがし(筋膜リリース)という意味でも必ず行うテクニックです。

 

ロッキング法(筋骨格弛緩法・セロトニン活性法)

心地が良いと感じるリズムで揺らし続けることにより、筋肉や関節(可動域)が緩むテクニック です。セロトニンが活性化するため自律神経の調整にも効果的です。ヘッドマッサージで縦ゆらしロッキング法、腸セラピーでは横ゆらしロッキング法を行い脳腸相関セラピーの際にも使用されます。

 

PNP法(頭頂部針圧)

安全で効果的といった理由で現代ヘッドマッサージの基本中の基本。前頭筋から帽状腱膜の頭皮筋膜を指の腹ではなく指先を使い、針で刺すかのように行う施術法です。少しの圧でも鋭い刺激が深部にま届くことが特徴です。頭皮にあるトリガーポイントを刺激していきます。

 

トーマス式リフトアップ法

目尻を基準としたリフトアップ方法。最終的に目尻を外側に広げてからリフトアップ方向に皮膚(または筋膜)を持ち上げることが目的です。 反対まわし(反トーマス式)で行うと目尻にシワが入ってから皮膚が持ち上げることになるためNG行為です。

 

スキンメモリー

リフトアップテクニックの一種。皮膚を最大限に引き締めた箇所で一定時間静止することにより皮膚にその位置を記憶させる(定着させる・矯正する)ことを目的としています。  美容、見た目のアンチエイジングに必要なテクニックです。

 

頭蓋底リリース法

指が届かない頭蓋骨の底の面、脊髄や脳脊髄液が通る中心部分を緩めるヘッドマッサージテクニックです。脳脊髄液の流れが良くなることからホルモンバランスが整い更年期障害、自律神経失調症、体質改善に有効です。結果追求型ヘッドマッサージで必ず使用するテクニックです。

 

いかがでしたか?

 

以上の専門用語とその意味や目的を理解していない、施術方法をご存じないヘッドセラピストは、「結果追求型」「結果重視」のヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)とは言い難い(?)

 

当スクールは『感動をもたらす結果追求型ヘッドマッサージを行う人』を優秀なヘッドセラピストとし、育成に励んでいます。