ヘッドマッサージで脳を洗浄する

 

2023年6月18日(日)

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

代表理事 江口征次

 

頭が重く、すっきりしない人に「ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)で脳を洗浄しませんか?」と言うと、「ぜひお願いします!」となるのでしょうか?

 

逆に頭の中が「?」となるかもしれませんね。または、「へぇ~」ぐらいで済まされそうです。

 

私たちの脳は、体重の約2%ですが、酸素の消費量は、安静時でも全体の20%になるほど常に多くのエネルギーを消費する部分です。

 

考え事やストレスが多い状況下では、さらに脳のエネルギーを必要とするため、脳に活性酸素という有害な老廃物が溜まります。

 

そのような脳過労状態が続くと、頭が重く、すっきりしないばかりか、体がだるいなどの自律神経失調症の症状が現れます。

 

「自分の不調は脳のゴミのせいだ」と気づいていただき、そんなゴミだらけの脳をヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)でキレイに洗浄できるのであれば、「ぜひお願いします!」となるでしょう。

 

科学雑誌サイエンスに「Sleep drives metablite clearance from the adult brain(睡眠は脳の代謝物(老廃物)の除去を促進する)」という論文が掲載されました。(2013年10月)

 

これは、アメリカのロチェスター大学医療センター長のマイケン・ネーデルガード博士の研究チームによるもので、簡単にまとめると「人は睡眠中に脳の細胞が収縮して隙間を作り、脳脊髄液の流れが加速することで老廃物を流し出す。睡眠は脳のクリーニング。」 といった内容になります。

 

睡眠時は起きている時より、最低4倍、最大で10倍の勢いで脳のゴミ(老廃物、重金属など)を洗い流してくれます。

 

その洗い流す役目を担っているの洗浄液が「脳脊髄液」です。

 

当スクールのヘッドマッサージは、リラクゼーションサロン業界において日本で初めて脳脊髄液に着目したヘッドマッサージを行っています。

脳のゴミを流れやすくする整体法をいくつか使用することで13年にわたり、症状改善、お悩みの解消のサポートをしてきました。

 

「脳脊髄液が流れているときは気持ちいいですか?」と聞かれたら、おそらく、その時は眠っているのでよくわからないと思います。

ただ一つ言えることは、脳脊髄液がしっかり流れた際は、次の日の朝の目覚めがいつもと異なります。 

 

ヘッドマッサージを受けなくても、スマホの使い過ぎなど、脳にゴミが溜まるような生活は避け、毎日の睡眠で自ら脳を洗浄することが最も理想です。

私たちのヘッドマッサージは、あくまでも健康補助とお考え下さい。

 

ヘッドマッサージという脳のサプリメントのようなものです。