サロンに限らず、とても実用的な心理テクニックをご紹介します。
まず、第一に選択的注意とは、複数ある情報の中から、自然と特定の情報に注目し、それを優先的に処理する脳の機能のことです。
例えば、大勢が集まっているパーティー会場は、あちらこちらから、さまざまな会話が聞こえてくる賑やかな状況で、自分自身もその中の一人です。
しかし、そんな賑やかで騒がしい時でも、自分の名前を呼ばれるとハッと気が付くものです。
そして、興味のある内容に関しては、自然と耳に入ってくのるで不思議ですね。
このような例え話から、この時の心理効果をカクテルパーティー効果とも呼びます。
私たちは、自分の知りたい情報にアンテナを張っており、特に自分の名前には敏感なものです。
サロンセラピストもこの選択的注意を上手く利用することでカクテルパーティー効果が得られます。
もっとも簡単ですぐに実践できることは《お客様を名前で呼ぶ》ことです。
「お客様」ではなく「○○様、お待たせいたしました」といった具合に、お名前を呼びましょう。
人の心理として、自分の名前は特別なものであり、心地がよい音とされています。
言うまでもなく、リラクゼーションセラピストとして、心地よくするのは体だけではありませんね。
特にリピーター様の場合は、「自分の名前をちゃんと覚えてくれている」と気分が良くなります。
サロン側としては、「あなたのことですよ。」と伝わりやすいため、次の行動へのご案内がスムーズに行えるというメリットもあります。
その他、指名獲得・リピート率 アップ・売上アップなど、様々な嬉しいメリットも、是非、別バーションでお読みくださいませ。
↓ ↓ ↓
作成者
コミュニケーション能力が高ければ高いほど、相手を気分良くさせることができます。
これはセラピストにとって大きな武器ですね。
サロンとして教育を徹底するのもよいですが、マニュアル的になると見透かされます。
マニュアルトークでお客様の顔色が曇ってしまった経験はないですか?私は何度も経験しました。
自然と会話ができるよう自分の仕事を熟知し、お客様が求めていることをしっかり把握して、何事もベストなタイミングで行うことが求められます。
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
2023/11/18