サロンで使える共感と信頼を築く「オウム返し効果」とは?

ストレスや孤独を感じてヘッドマッサージを利用するお客様もいます。

そういった点ではヘッドマッサージ専門店を含むリラクゼーションサロンでは、お客様との会話が施術と同じくらい大切です。

 

しかし、「会話が苦手」と感じるヘッドセラピストさんも多いのではないでしょうか?

 

そんな方にこそ取り入れてほしい心理テクニックが「オウム返し効果」です。

今回は、サロンで使える共感と信頼を築く方法について、詳しく解説します。

サロンで使える心理テクニック(オウム返し)

サロンで使える心理テクニック「オウム返し」とは?

「オウム返し効果」とは、お客様が発した言葉を繰り返し返すことで、心理的な共感と信頼を得るコミュニケーション方法です。

 

特に頭やお顔に触れるヘッドマッサージ専門店では、心の距離を縮めるために非常に効果的な心理テクニックです。

 

たとえば、お客様が「最近、仕事が忙しくて疲れているんです」と言った場合、ただ「大変でしたね」と返すだけでなく、「お仕事が忙しくて、お疲れだったんですね」と、そのままの言葉を温かく受け止めて返すことがポイントです。

 

これにより、「この人は私の気持ちを分かってくれている」と感じてもらえるのです。

ただし、単純に(安易に)言葉を繰り返すだけでは逆効果になることもあります。

 

本当の「オウム返し」は、お客様の感情や背景を汲み取りながら、適度な相槌と関心を示すことが大切です。

オウム返しと傾聴

オウム返し効果の注意点と上手な使い方

オウム返し効果は強力ですが、使い方を間違えると逆に不自然な印象を与えてしまいます。

単調なオウム返しは、「本当に聞いているのかな?」と疑われ、せっかくの施術効果も台無しになりかねません。

 

【上手な使い方】

  • お客様の話の背景や感情を想像しながら返す
  • タイミングを見て、質問を挟む(例:「それはどんなときだったんですか?」)
  • 「続きもぜひ聞かせてください」と興味を持って伝える

このような工夫をすることで、「私はあなたの話に関心を持っていますよ」というメッセージを自然に届けられます。

オウム返し効果の注意点と上手な使い方を日々、意識してマスターしていきましょう。

 

サロンで共感と信頼を築く「オウム返しと傾聴」の力

ヘッドセラピストは施術テクニックだけではなく、お客様に「理解してもらえた」と感じてもらうことは、何よりも大切な癒しのケアの一つです。

 

オウム返しを上手に取り入れると、お客様からどんどん本音を引き出すことができ、体だけでなく心の疲れについても深く知ることができます。

 

これは、単なる会話術ではなく、サロンにおける重要なリサーチ活動ともいえます。

お客様のライフスタイルや悩みを把握することで、施術内容の提案やサービスの質を格段に高めることができるのです。

 

結果として、リピーターの増加にも直結します。 共感と信頼を育む「オウム返しと傾聴」は、サロン経営に欠かせないスキルです。

 

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作成日:2023/11/18

更新日:2025/04/27


この記事の執筆者

江口 征次

 

ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長

Head Life(ヘッドライフ)代表

株式会社ヘッドクリック 代表取締役

 

【店舗】

・頭ほぐし専門店atama代表

・ヘッドスパ専門店atama代表

 

【商品】

・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売

・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

 

【登録商標】

・頭ほぐし専門店atama 登録5576269

・頭ほぐし整体院 登録5977517

・骨相セラピー 登録5790990