サロンで使える・プラシーボ効果

サロンや治療院の世界でも「効きそう！」「絶対よくなる！」という強い思い込みや、先入観が強いと、本当に良い結果が出ることがあります。

こういった心理作用をプラシーボ効果といいます。

医学的な治験では、効果が無い偽薬（プラセボ）であっても、思い込みの効果から症状が緩和することがあるため、別名、偽薬効果（プラセボ効果）ともよばれます。

古くから「病は気から」といいますが。セラピスト業界では、「痛みと心はリンクする」といわれることがあります。

悪徳商法でない限り、“この施術は効果がある”と思い込ませることも、セラピストとして必要なことであり、そもそも効果が期待できると信じて、施術に取り組むのがセラピストです。

プラシーボ効果は、権威性の法則や社会的証明の原理により、結果を大きく左右するため、評価が高いクチコミを多く集めること（社会的証明の原理）や、医師や大学教授などの権威が高い方からの推薦文（権威性の法則）を書いていただく努力をしてみましょう。

そして、サロンにおいてプラシーボ効果が有効なのは、施術だけではありません。

サロン開業前に、誰もが一度は悩む《価格設定》によってもプラシーボ効果が働きます。

価格によるプラシーボ効果

『少しでも多くの方に、ご利用しやすい価格で』 とそう考えることは、決して悪いことではありません。

むしろ一般消費者にとって、ありがたいことです。

ただし、あまりに低価格にすると「安かろう悪かろう」のイメージが付きやすくなります。

では、高価格の高級サロンの場合はどうでしょう？

「高い！やめておこう」「自分には無理だ」と思う人もいますが、「これだけ高単価なのは、それなりの理由が・・・」と興味を示してくれる人がいるもの事実です。

施術料金（単価）は、私たちセラピストの生活に直結する大切なことです。

価格は、コロコロ変更したくないものなので、価格決定は、難しいですね。

心理テクニックの小冊子では、もう少し詳しくお伝えいたします。

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作成者

ヘッドマッサージ専門家・江口征次

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

2023/11/20