人は誰でも「無駄な出費はしたくない」と思うものであり、サロン選びにおいても「失敗した」「損した」と後悔したくはありません。
そのため、サロン選びをする際は、クチコミやお客様の声(感想)が決め手となることが大いにあります。
人は自然と信用できる情報、信憑性が高い情報を事前に得ようとするものです。
そして私たちは、サロン当事者(セラピスト)ではなく、第三者であるお客様によって書かれたクチコミや感想を信じやすい心理傾向があます。
これをウィンザー効果といいます。
ウィンザー効果は、同じ情報(クチコミや感想の内容)であっても、「誰が書いたか(発信したか)」によって信憑性が左右されます。
つまり、「権威性の法則」が決め手となり、悩んでいる背中を押してくれるのです。
(1)そのサービスに「直接的に利害関係がない人」でなければ効果が発揮できない
(2)クチコミや体験談が、一般人ではなく、有名人であるほど効果が大きい
(3)すべてが肯定的な評価である場合は、反対にユーザーに不信感につながる可能性がある
上記の特徴(1)は、「もちろんそうですよね」といった感じですが、特徴(2)は、権威性の法則ですね。
芸能人やアスリート、政治家、医師、大学教授など、権威性があり「テレビでおなじみの○○先生」といった有名人であれば、影響力が絶大です。
しかし、そういった有名人に依頼するのは、大手企業が行うような広告になります。
有名人が多く住む東京都内なら、フラッとご来店されるともありますが、地方のサロンには難しいことです。
そこで近年、行なわれているのが、SNSを使った《インフルエンサーマーケティング》です。
どのくらいの効果があるかは、インフルエンサーの影響力、商品力、セールスコピーに大きく左右しますが、一度、ご利用されてはいかがでしょうか。
上記の特徴(3)にもあるように、良い点ばかりを伝えても、人は信用しない、逆に疑ってしまうところがウィンザー効果の難しい部分ですね。
セラピストの中には、悪い評価を書かれたら傷つくから、クチコミを書いてもらいたくない、という人もいます。
ですが、大手クーポンサイトなどで見かける、低い評価のクチコミに対して、サロン側が親切に返答していると「誠実なサロンだな」と思うのも人の心理です。
私たちセラピストは、結果はどうあれ、目の前のお客様に対して一生懸命に施術や接客をすることに専念すべきです。
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作成者
当スクールの卒業生は、「ライバルサロンの方に悪いクチコミを書かれた」と言っていました。
アカウントを調べてみると判明したそうです。同業者で足を引っ張るような行為はしたくないですね。
仮にライバル店を潰したとしても、必ず次のライバルが出現します。
ライバル叩きはぜず、自分のサロンに磨きをかけるべきです。
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
2023/11/20