サロンで使える・希少性の原理

私たちがよく目にする《本日限り!》や《限定〇個!》といった広告は、「今すぐ買わなければもう二度と手に入らないかも」と思わせる希少性の原理を利用した心理テクニックです。

サロン経営の希少性の原理

希少性の原理とは、需要に比べ、供給が少ないほど、その商品やサービスの価値が高くなること、または本来の価値よりも高く感じてしまう心理的な現象です。

 

《今だけ!》《今回限り》など、販売側が購入を煽っているように感じるため、別名《煽り広告》とよばれています。

煽り広告

または意図的に供給量を制限することで《お一人様1品限り》など入手困難な状態を作り出し、対象となる商品やサービスの価値を高める演出、つまりブランディングの一つとしても利用されています。

 

さらに《なくなり次第終了!》や《早い者勝ち!》といった、数量が徐々に減っていくと競争の原理により、焦りを感じて冷静な判断を失う傾向があり、さほど必要のない商品まで購入することがあります。

競争の原理と希少性の原理

普段なら「その手には乗らないわ」と思っている貴方も、本当に欲しかった商品やサービスを目の前にすると、少し割高であっても煽り広告や競争の原理によって購入してしまうのです。

 

ここまで読んでいただくと「サロンでも活用できるな」と容易に想像がつきますね。

セラピストと希少性の原理

サロンでの応用例として「タイムセール」を導入して限定コースを作ったり、SNSなど特定の条件を満たさないと受けることができないコースを作ったり、季節のイベントごとに《今だけ》《限定》《●日限り》など希少性を高める努力をしていきましょう。

 

その他、セラピストの個性を活かしたり、物販と組み合わせたりする方法は別バーションでお読みくださいませ。

 

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作成者

ヘッドマッサージ専門家・江口征次

サロンの商品はセラピストであり、それは自分自身です。

自分の価値を高めて「ここでしか受けれない施術」「あなたにしかできないサービス」を提供することを目指しましょう。

しかし、自分の良さは自分では気づきにくいものなので、常連様に「私のどこがいいですか?」とストレートに聞いてみるのもアリです。

自分の本当の価値は、自分以外が知っているものです。

誰かにとって希少価値のある人間になればいいのです。

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

2023/11/22